発信するなら知っておきたい!絵画・映画・音楽の著作権フリーのパブリックドメインとは

たとえば…
• レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」に少しアレンジを加えたグッズデザイン
• ゴッホの「ひまわり」が、現代風のポスターにアレンジされているのを見かけたとき
• 葛飾北斎の浮世絵を元にしたTシャツデザイン
• クラシック音楽に現代的なビートを加えた楽曲

こんな作品を目にしたり耳にしたりした時に、「これって著作権、大丈夫なのかな?」と感じたことはありませんか?

結論から言うと、それらはパブリックドメイン(Public Domain)と呼ばれ、一定の期間が経過すると、誰でもフリーで商用利用が可能になるのです。

この記事では、発信者・クリエイターとして知っておきたいパブリックドメインの基本知識と、安心して使える素材の探し方(商用利用OK)について、わかりやすく解説します。

目次

1・パブリックドメインとは?簡単に言うと「著作権が切れた作品」

パブリックドメイン(Public Domain)とは、著作権の保護期間が終了し、誰でも自由に使えるようになった著作物のことです。
この状態になった作品は、商用利用も含めて自由に使うことができます。

たとえば
絵画:レオナルド・ダ・ヴィンチ、葛飾北斎、ゴッホなどの名作
音楽:バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどのクラシック音楽
映画:チャップリンの初期の無声映画など

こうした歴史的・芸術的な作品は著作権が切れており、誰でも自由に活用可能です。

2・著作権はいつ切れる?日本では「死後70年」

日本の著作権法では、基本的に著作者の死後70年が経過すると、その作品はパブリックドメインになります。
これは、著作者の親族(例えば、子どもや孫)が著作権を相続し続けたとしても、延長されることはありません。

ただし以下の注意点もあります。

•国によって保護期間が異なる(メキシコの場合は100年など)
•翻訳や編曲などの「二次的著作物」は、元がパブリックドメインでも新たに著作権が発生する
•「自由に使える」とされているが、実は条件付きのサイトもある

3・商用利用もOK?素材選びは「出典」が超重要!

著作権フリーといっても、「自由に使ってOKですよ」とされている素材には、明確な出典や使用条件がついている場合がほとんど。
発信や制作に使う際は、「どこから取得したか」「利用規約を確認したか」をしっかり押さえることが大切です。

特に、商用利用(ビジネス利用)OKな素材かどうかは確認するようにしましょう。

4・安心して使える、パブリックドメイン&商用利用OKの素材サイト

ここでは、絵画・音楽などのパブリックドメイン素材を探せる&安心して商用利用できるサイトをご紹介します。

① 画像・絵画

Wikimedia Commons
 └ 美術館・図書館所蔵の絵画写真が多数。パブリックドメイン作品も充実。
 👉 https://commons.wikimedia.org/

The MET Collection(メトロポリタン美術館)
 └ 所蔵作品のうち、パブリックドメイン化されたものをダウンロード可能。
 👉 https://www.metmuseum.org/art/collection

アドビストック(Adobe Stock)
 └ 商用利用OK。ロイヤリティーフリーの高品質素材が豊富。無料素材もあり。
 👉 https://stock.adobe.com/jp/

photoAC(フォトAC)
 └ 日本発の商用利用OKフリー写真サイト。クレジット表記不要な有料プランもあり。
 👉 https://www.photo-ac.com/

② 音楽・効果音

Musopen
 └ クラシック音楽が中心。パブリックドメインの楽譜・音源をダウンロード可能。
 👉 https://musopen.org/

Free Music Archive(FMA)
 └ ジャンル豊富な楽曲が無料で利用可能(使用条件は各曲で確認を)。
 👉 https://freemusicarchive.org/

DOVA-SYNDROME(ドヴァ・シンドローム)
 └ 日本語対応。商用利用もOKなフリー音源が豊富。YouTubeにも最適。
 👉 https://dova-s.jp/

5・著作権フリーでも「マナー」と「責任」は必要

パブリックドメインやフリー素材はとても便利ですが、それを使う私たちにもマナーやモラル、そして責任が求められます。

「これは本当に著作権が切れているのか?」
「商用利用OKと明記されているか?」
「クレジット表記やリンクが必要ではないか?」

こうしたことを確認せずに使ってしまうと、意図せず著作権侵害になる可能性もあります。

6・発信者として、安心・安全なコンテンツ発信を

ブログやSNS、動画、ホームページ制作など、自分が発信者になる時代。
「使えるもの」と「使っていいもの」は別物だという意識を持つことが大切です。

著作権トラブルを避け、安心して発信するためにも

✅ パブリックドメインや信頼できる素材サイトを活用
✅ 商用利用OKの条件をチェック
✅ 出典を確認し、マナーを守って使う

それが、発信者としての信頼にもつながります。

最後に:素材選びで不安な方へ

私たちは、ホームページ制作やSEOライティングの中で「安心して発信できる素材選び」のアドバイスも行っています。

「この画像って使っても大丈夫?」
「クライアントに素材を渡す時の注意点は?」

そんな時は、お気軽にご相談ください。

著作権を意識したコンテンツ発信は、あなた自身と見る人の安心を守る第一歩です。

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