はじめに:急落は「パニック」ではなく「原因究明のチャンス」です
今回は、弊社の実務経験に基づき、順位が下がった際にチェックすべき6つの原因と、具体的な復旧戦略を解説します。
弊社ブログに訪問いただき、ありがとうございます。 RISE works(ライズワークス)は、WebライティングとSEOを強みに、東京に会社登記を持ちながら、主に栃木県日光市を拠点に活動するWebサイト制作会社です。
時間をかけてコツコツとSEO対策を行ってきたにも関わらず、突然順位が下がった経験はありませんか?頑張ってきた分、ショックは大きいですが、そんな時こそ焦りは禁物です。
SEOのプロとしてお伝えしたいのは、順位の急落は多くの場合、原因を特定し、適切な戦略を講じることで復旧が可能だということです。
順位急落の原因特定チェックリスト(プロの実務対応)
1. Googleアルゴリズムのアップデート

原因
Googleは、ユーザー利便性の向上と信頼できる情報提供のため、定期的にアルゴリズムを大規模に更新します(コアアップデートなど)。
急落直前にアップデートがないか確認しましょう。
【プロの復旧戦略】
アルゴリズムに対応する唯一の方法は、E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)を徹底的に高めることです。
特に「ユーザーファースト」に徹し、検索意図に対して競合サイトより深く、具体的かつ正確な情報を提供できているか、Webライティングの観点から全コンテンツを見直すことが重要です。
2. サイト内の技術的なエラーとクロール問題

原因
サーバーダウン、モバイル対応の不具合、robots.txtやnoindexタグの誤設定、ページの読み込み速度の極端な低下など、技術的な問題でGoogleがサイトを正しく評価できなくなった可能性があります。
【プロの復旧戦略】
Google Search Console(GSC)で「カバレッジ」と「クロール統計情報」を即座に確認し、エラーが出ていないか調べましょう。
特に「インデックスから除外された」ページが急増していないか要チェックです。
PageSpeed Insightsなどで速度も確認し、技術的な問題は最優先で修正することで、順位を早急に戻せる可能性があります。
サイトの速度も、PageSpeed Insightsなどのツールを使って最適化しましょう。
※このツールはGoogleが無料で提供しています。

3. ライバル・競合の動向と戦略的コンテンツ追加

原因
あなたのサイトが落ちたのではなく、競合サイトがより質の高いコンテンツを公開したり、強力な外部施策を打ったりしたことで、相対的に順位が押し下げられたケースです。
【プロの復旧戦略】
SEO対策は競合分析が必須です。上位に上がってきた競合サイトのコンテンツの深さ、網羅性、E-E-A-Tの証明方法を詳細に分析しましょう。
その上で、既存記事のWebライティングによる徹底的なリライトや、不足している情報・データを補完する記事の追加で対抗します。
4. ブログ記事・コンテンツの質の低下(情報の陳腐化)

原因
過去に作成したコンテンツの情報が古くなったり(情報の陳腐化)、現在の検索エンジンが求める網羅性を満たせなくなったりしている可能性があります。
【プロの復旧戦略】
長期間更新されていないページを定期的に見直し、最新の情報にアップデートすることが重要です。
この際、単に日付を変えるだけでなく、「ユーザーが今欲しがっている回答」や「具体的なデータ」を追加し、Webライティングのスキルを活かして記事の構成全体をブラッシュアップしましょう。
5. 違反によるペナルティの確認(不正な手法の排除)

原因
不正なSEO手法(隠しテキスト、自動生成コンテンツなど)や、Googleのガイドライン違反が原因で、手動ペナルティを受けている可能性があります。
【プロの復旧戦略】
GSCの「セキュリティと手動による対策」セクションを確認します。
ペナルティが発生していた場合は、問題を特定し、すぐに修正した上で、Googleに再審査のリクエストを送りましょう。

6. 外部リンク(バックリンク)の質・数の変化

原因
サイトの信頼性を示す外部リンクの数が急減したり、逆に質の低いスパムリンクが急増したりすると、Googleはサイトの信頼性を低く評価します。
【プロの復旧戦略】
定期的にリンクプロファイルをチェックし、質の悪いリンクが多数付与されている場合は、GSCの否認ツール(Disavow)を使ってそれらのリンクを無効化する申請を行います。
この作業はサイトの信頼性に関わるため、慎重に行う必要があります。
結論:価値ある発信を続ける「誠実さ」が土台です

SEOの順位は、急に大きな変化が起きることは少なく、多くの場合、上記のような原因を見つけて適切な対策を講じることで元の状態に戻すことができます。
長期間かけて築き上げたSEOの土台は、そう簡単に崩れるものではありません。
大切なのは、数字に一喜一憂するのではなく、「自社の見込み客となるユーザー」と「社会全体」に対して、サイトを通して価値を届け続けられているかという誠実さです。
これを行なっていれば、Googleは必ず評価します。
Webサイト運用も、会社経営も考え方は同じです。
Web集客・広報・認知度向上の土台を築きたいという方は、ぜひ本格的なSEO対策を検討してみてはいかがでしょうか?
もし、SEO順位の急落や原因特定に関するお悩みがあれば、Webライティング・SEOのプロであるRISE works株式会社にぜひ一度ご相談ください。



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