時間をかけてSEO対策をコツコツ行ってきて、Google検索表示の順位が少しずつ上がっていたのに、突然順位が下がったという経験はありませんか?
頑張ってきた分、順位が下がるとショックですし、訳がわからずパニックになりそうですよね。
そんな時こそ焦らずに、落ち着いて原因を探ることが大切です。
以下に、順位が下がった際にチェックすべきポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
1. Googleアルゴリズムのアップデート
Googleは定期的に検索アルゴリズムをアップデートします。
順位が急に下がった場合は、このアップデートが原因の一つかもしれません。
まずは、最近のアルゴリズムの変更があったかどうかを確認しましょう。
公式のGoogle Search CentralブログやSEO関連のニュースサイトをチェックすることをおすすめします。
解決方法
アルゴリズムアップデートに対応するためには、コンテンツの質を見直し、ユーザーにとって価値のある情報を提供し続けることが重要です。
Googleはこれまでにアップデートを何度も繰り返してきました。
それらは全て「Googleを利用するユーザーにとっての利便性や、ユーザーにとって役に立つ・信頼できる情報を届ける」という目的で行われています。
そのため、「ユーザーファースト」のコンテンツ作りができていると自信を持って言えるのであれば、アルゴリズムのアップデートを恐れる必要は一切ありません。
一時的に影響を受けることがあったとしても、「ユーザーファースト」から逸れない限り、徐々に順位も戻ってくるでしょう。
2. 違反によるペナルティの確認
検索順位が急激に下がった場合、Googleからのペナルティを受けている可能性があります。
ペナルティは、不正なSEO手法やガイドライン違反が原因で発生することがあります。
Google Search Consoleを使って、手動ペナルティがないかを確認しましょう。
解決方法
もしペナルティが発生していた場合は、問題を特定し、すぐに修正を行いましょう。
その後、Googleに再審査のリクエストを送ることで、順位が回復することがあります。
SEO対策を行うのであれば、Google Search Console(Googleサーチコンソール)には必ず登録するようにしましょう。
3. ライバル・競合の動向
あなたのSEO対策が順調でも、競合が新しい施策を打ち出したことで順位が下がることもあります。
競合のサイトをチェックし、新しいコンテンツや強力なバックリンク(外部リンク)が追加されていないかを確認しましょう。
そのためにも、SEO対策を行う際は、競合サイトの分析も必要になってきます。
解決方法
競合が強力なコンテンツを追加した場合、あなたも新たな記事を追加したり、既存の記事をアップデートして質を高めたりすることで対抗できます。
また、バックリンク(外部)の戦略を見直し、信頼性のあるサイトからのリンク獲得を目指しましょう。
SEO対策を行うのであれば、競合サイトの分析は必ず行うようにしましょう。
競合サイトが上位表示されているのにはそれなりの理由があるということです。
決して自己流で行わず、取り入れられそうな部分は取り入れていきましょう。
4. サイト内の技術的なエラー
サイトの技術的な問題が原因で順位が下がることもあります。
例えば、ページのインデックスが外れていたり、サーバーのダウン、ページの読み込み速度が遅くなっていたりすることが影響することがあります。
Google Search Consoleでクロールエラーやインデックスの状態を確認しましょう。
急に順位が下がった原因が技術的な問題である場合は、改善させることで、順位を早めに戻すことができます。
解決方法
技術的なエラーが見つかった場合は、早急に修正を行いましょう。
特に、インデックスの問題やサーバーのエラーは検索エンジンがあなたのサイトを適切に評価できなくなる原因となります。
サイトの速度も、PageSpeed Insightsなどのツールを使って最適化しましょう。
※このツールはGoogleが無料で提供しています。
5. ブログ記事・コンテンツの質の低下
過去に作成したコンテンツの質が、現在の検索エンジン基準に合っていないことも順位が下がる原因になります。
特に、長期間更新されていないページや、古い情報が含まれているページは影響を受けやすいです。
解決方法
古いコンテンツを定期的に見直し、最新の情報にアップデートすることが重要です。
また、記事の中でユーザーが欲しがっている回答や具体的なデータを追加し、コンテンツの充実を図りましょう。
コンテンツの積み上げを行なっていくと、ライティングのスキルも上がっているため、過去の記事をリライトしてアップデートさせることもお勧めしています。
6. 外部リンクの質・数の変化
外部リンク(バックリンク)の数や質が大きく変わると、検索順位に影響を与えることがあります。
それだけ、外部リンクがSEO評価に与える影響は大きいのです。
例えば、質の低いリンクが増えたり、重要なリンク元が削除されたりすると、Googleはサイトの信頼性を低く評価します。
解決方法
定期的にリンクプロファイルをチェックし、質の悪いリンクをDisavow(否認)することが重要です。
スパムリンクを削除することは可能ですが、慎重に行うようにしましょう。
※具体的な方法はまた、別の機会で紹介したいと思います。
また、信頼性の高いサイトからのリンクを増やすために、価値あるコンテンツを発信し続けましょう。
結論
SEOの順位が突然下がっても慌てずに、まずは原因をしっかりと探ってみましょう。
SEOは良くも悪くも急に大きな変化が起きることは少なく、多くの場合、原因を見つけて対策を講じることで元の状態に戻すことができます。
長期間かけて築き上げたSEOの土台は、そう簡単に崩れるものではありません。
冷静に対応し、引き続き価値あるコンテンツを提供し続けることが大切です。
SEO対策で大切なのは、価値ある発信を続ける「誠実さ」
SEO対策を行なっていると、どうしても順位やアクセス数などの数字に目がいってしまいますが、これらは結果に過ぎません。
重要なのは、自社の見込客となる「ユーザー」はもちろん、社会全体に対してサイトを通して価値を届けられているかということです。
それを行なっていれば、Googleは評価します。
もちろん、サイトの表示速度や利便性などの技術的な部分も無視できませんが、これらは影響を与える要素としてもごく一部に過ぎません。
webサイト運用も、会社経営も考え方は同じです。
実際の商品・サービスと同じように、顧客や社会に貢献する発信をやり続けていくことです。
SEO対策に「これだけやっておけばいい」というものはありません。
目先の順位を上げるためだけの対策を行うだけでは、SEOの土台を築くことはできません。
SEO対策は長期戦になりますが、続けることで会社の売上UPだけでなく、認知度や信頼・信用向上にも繋がり、様々なメリットがあります。
web集客・広報・認知度向上の土台を築きたいという方は、ぜひ本格的なSEO対策を検討してみてはいかがでしょうか?
もし、SEO対策に関するお悩みや疑問があれば、ぜひRISE works株式会社にご相談ください。