このブログでは、分かりにくいweb関係のアレコレについて、初心者の方に向けて
なるべく専門用語を使わずに分かりやすく解説しています。
今回のテーマは、ドメイン取得の注意点についてです。
サイト制作で必ず必要となるドメインですが、
ドメイン名はサイトのブランド構築をする上でも重要ですので、今日はそのドメイン取得で大切な注意点を5つお伝えしたいと思います。
ドメインは一度決めると基本的に変更できません。
技術的にドメインを途中で変えることはできますが、デメリットが大きいので殆どの場合は最初に取得したドメインを継続して使い続けています。
そのため、ドメインを決める時は、自分の子供の名前をつけるくらいの心構えで、慎重に考えてつけましょう。
1・サイト内容に関連したものにする
ドメインはサイトのブランド構築に非常に重要な役割を果たしますので、適当に決めることはやめておきましょう。
サイト内容に関連したもので名付けるのが一番良いでしょう。
例えば「ぐるぐるコスメティックス」という化粧品ブランド名があったとしましょう。
(例えなので、思いつきで書いています。類似した名前が実在していても今回の記事には一切関係ありません。)
ドメインを取得するとしたら、どこかに「guruguru-cosme」や「guruguru-c」などを入れたり、
ブランド名を入れてしまうのも良いでしょう。
けれども、そこで適当に全く関係ない単語「love-potatochips」など自分の趣味嗜好を入れてしまったりすると、
ドメイン名とサイト内容が関連していないので、分かりにくいものとなってしまいます。
ドメイン名だけ見たら、「ポテトチップスメーカーのサイト?」「ポテチ好きのコミュニティサイト?」と思われても無理はありませんね。
2・短い・分かりやすい が一番
ドメイン名はとにかくシンプル覚えやすいものにしましょう。
そのためにも絶対に守っていただきたいのが、短い・分かりやすいの2点です。
冒頭で、「ドメイン名は自分の子供の名前を考えるくらいの心構えで考える」ようにお伝えしましたが、
とは言っても、思い入れが強すぎて
やたら複雑にしたり、長くなってしまうことのないようにしましょう。
今時、手入力でwebサイトのURLを入れることはあまりないでしょう。
QRコードの読み取りや、コピペ、リンク送信が主流ですが、それでもドメインは短く分かりやすいものであると良いです。
GMOが世界で最も短いドメイン「z.com」を8億円で取得したという記事があります。
たかがドメインに「8億円?」と思うかもしれませんが、「それだけドメインには価値がある」ということなのです。
3・知的財産権に触れるものは避ける
web関係に携わると避けて通れないのが知的財産権です。
よく聞く「商標権」と「著作権」はどちらも「知的財産権」に含まれています。
知らない間に知的財産権を侵害していたということがあるので、注意したいものです。
「そんなこと分かっているよ!」と思われる方も多いかもしれませんが、
実際に注意していただきたいのが、
例えばディズニーが大好きな人が
I-love-disney.com
などのドメインをつけてしまったとしましょう。
「自分はディズニーが好きだから、リスペクトの意味を兼ねてつけた。権利の侵害するつもりはない。」
と考えていても、これは完全にNGです。
また、ここまで有名なものじゃなくても自分で考えた名前のつもりが、既に商標登録されていたということもあります。
これらの権利を侵害をしてしまうと、後々、ドメインの削除を要求されます。
侵害をしているのはこちらなので、当然それに従わなくてはいけません。
あなたが時間をかけて、SEO対策を積み重ね育ててきたサイトを、
「ドメイン名が知的財産権の侵害をしている」という理由で変更しなくてはいけなくなったとしたら泣くに泣けませんよね。
そのようなことにならないように、事前にこちらのサイトで調べてみることをオススメします。
4・早いもの勝ちなので、早く決める
ドメイン取得は基本的に椅子取りゲームと同じです。
特にシンプルなドメインほどもう座席が空いていない状態です。
ネットサービスは全世界で利用できます。
私たちは世界中の人たちとドメインを取り合っています。
少し悩んでいる間に、候補に挙げていたドメインが誰かに取られてしまったということはよくあります。
あまり長時間悩みすぎず、ある程度自分の希望を叶えるものであればさっさと取得してしまいましょう。
5・更新後の費用に注意
案外見落とされているのが更新後のドメイン費用です。
1年目はドメイン料金が割引されて「1円」ドメインも数多く存在していますが、2年目以降の料金をしっかり確認した上で、契約するようにしましょう。
ドメインの費用はたかが知れていますが、数百円程度のものから、中には1万円を超えるものもあります。
法人であれば、ドメインに年間万単位のお金を使っても問題ないという場合もあるでしょうが、
小規模事業や個人事業主で少しでもコストを抑えたいという方であれば、
ドメインの取得時に2年目以降の費用もしっかりと把握した上で契約することをお勧めします。
以上が、ドメイン取得の5つの注意点でした。
いかがでしたでしょうか?
自分でドメインを取得する機会は、自分でサイトを立ち上げることがなければ早々ないことかも知れません。
けれども最近は、webサイト制作を依頼する場合でもドメイン取得は自身でやるように言われることもありますし、
冒頭でお伝えしたように、一度決定したら変更することはできないものなので、
慎重になっていただきたい想いもあって今回記事にさせていただきました。
もしビジネス以外で自分でアフィリエイトなどwebサイトを作ることがあれば、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。